取引所の準備金証明の読み方
最終更新 2026-09-22
準備金証明が意味を持つのは、資産だけでなく負債も示し、日付が新しく、誰が検証したかが明示され、ウォレットアドレスを自分でも確認できる場合だけです。ウォレット残高しか示していないページは、取引所が暗号資産を持っていることは証明しても、利用者に負っている分に足りているかは証明していません。
準備金証明が答えるべき問い
問いは一つだけです。取引所は利用者に負っている額以上を保有しているか。 資産だけでは答えられません。1 万 BTC を持っていても、利用者に 1.2 万 BTC 負っていれば足りていません。
確認すべき 4 点
- 1.負債が含まれているか。 ウォレット合計ではなく顧客残高の合計を見ます。通常はマークル木を使い、各利用者が自分の残高が算入されたことを確認できるようにします。
- 2.日付が新しいか。 準備金は毎日動きます。1 年前の報告は、いまとは違う会社を説明しています。
- 3.外部の誰かが検証したか。 監査法人や名前の出ている検証会社が、読める報告書を出しているか。取引所のトップページのバナーではありません。
- 4.アドレスが公開されているか。 公開されていれば誰でもチェーン上で残高を確認できます。公開されていなければ、PDF の数字を信じるしかありません。
証明にならないもの
- ウォレット残高のスクリーンショット。
- 根拠を伴わない「準備率 100%」という宣伝文。
- アドレスの管理を示す署名だけで、負っている額の記載がないもの。
- 実際にお金を預かっている法人が対象範囲から外れている証明。
借りてきた資産と、日付の意味
取引所はスナップショットの直前に資産を借り、あとで返すことができます。だから単発の報告は継続的な報告より弱い証拠であり、数字と同じくらい日付が重要になります。
限界
準備金証明は写真であって、保証ではありません。貸し手に対する債務、顧客資産が法的に分別されているか、明日どうなるかについては何も語りません。免許の状況の「代わり」ではなく「隣に置いて」読んでください。
Takame は、ウォレットアドレスが公開されている取引所についてオンチェーンの準備金を、出典と日付つきで表示します。追跡できるウォレットがない場合は、信用で点をつけずに「ない」と書きます。